股関節の筋肉を鍛えるエクササイズ

ある人が腰痛を持っているかどうかは、その後姿を見れば分かるようです。たいていの場合、腰痛を持っている人のお尻は、ハート型を反対にしたような形に垂れ下がっているといわれているからです。

 

これは、大殿筋や中殿筋、そして大腿二頭筋といった、お尻を支える股関節の周りの筋肉に、背骨を真っ直ぐに支える働きもあるということが関係しているのです。そこで登場するのが「1分バタ足」というエクササイズです。

 

このエクササイズは、わずか1分で股関節と背骨を支える筋肉を鍛えることが出来るというものです。

 

「1分バタ足」は、うつぶせに寝た状態で、片足をできる限り高く床から持ち上げるだけの簡単なエクササイズです。しかし、この動作によって筋肉の衰えを解消し、腰への負担を軽減することが出来るのです。

 

実際に足を持ち上げる高さの目標は床から30cmくらいですが、股関節の筋肉が衰えている場合には5cmも持ち上げられないと思われます。このような場合には、出来るところまでで止めておき、このエクササイズに慣れていくにしたがって、徐々にその高さを上げていくようにすると良いでしょう。

 

このエクササイズを行う時には、ただ何となく足を上げるのではなく、どこの筋肉を使用しているのかということを自身で意識しながら行なうことが重要です。股関節の筋肉を鍛えれば、形の良いヒップラインを保つことができます。