ひもしばりによる股関節の矯正

ひもで膝の上を縛って寝るだけで、股関節のズレを矯正してO脚を改善し、さらにダイエット効果まで発揮することが出来ます。

 

この治療法は「ひもしばり」と呼ばれています。股関節は、骨盤のくぼみに球状の大腿骨骨頭がはまり込んだ独自の形をしており、広い可動域を持っています。ところが、歩き出す時に常に同じ足から踏み出したり、足を組んだりするような普段の動作から、股関節の使い方にはクセがついてきます。

 

そうすると、股関節の可動域が狭まり、大腿骨が内側にずれたり外側に向いたりして、左右の足の長さにズレが生じてしまいます。これがO脚やX脚といった足の歪みの原因となるわけであり、これがさらに悪化してしまうと、肩こりや腰痛、膝の痛みといった全身の症状となって現われるようになるのです。

 

股関節がずれると、その周りを通っている血管も圧迫されてしまいますから、血行が悪くなり、末梢の冷えや骨盤内の内臓の機能も低下してしまいます。そのために異常な食欲が湧き、肥満の原因にもなるといわれています。

 

そこで、「ひもしばり」によって股関節を正しい位置に固定することにより、そこから発生する色々な症状をまとめて改善していくことが出来るというわけです。

 

「ひもしばり」は睡眠中に行なうのが効果的です。股関節のズレというものは無意識的な動作から発生しますから、昼間はそれを意識して直していたとしても、寝ている間に元に戻ってしまえば意味がないわけです。